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並太のウール糸、代わりになるのはどれ?

「並太のウール」は一番よく使われる区分ですが、**同じ並太でも太さが揃っていません。** イトシラベに登録している並太のウール系を1gあたりの糸長で並べると、1.60m/gから4.67m/gまで開きます。同じ号数の針で編んでも、同じ編み地にはなりません。

「並太」は規格ではない

極太・並太・合太といった呼び方は各メーカーの目安で、JISのような統一規格ではありません。だから同じ名前でも幅が出ます。

代わりを探すときは、ラベルの言葉ではなく数字を見てください。1gあたりの糸長(m/g)= 糸長 ÷ 重さ、が糸そのものの太さに一番近い指標です。40g110mなら 110 ÷ 40 = 2.75m/g。数字が大きいほど細い糸です。

実データで見る「並太ウール」の幅

登録している並太のウール系を m/g で並べると、下の表のようになります。1.6m/gと4.67m/gでは、同じ並太でも別の糸です。標準ゲージも15目から22目まで開いています。

**同じ帯(±10%くらい)の中から選べば、レシピの目数をそのまま使える可能性が高くなります。** 帯をまたぐと、目数か針を変える必要が出てきます。

m/gだけでは決まらないもの

m/gが同じでも、素材が違えば編み地は変わります。ウール100%とアクリル混では、伸び・保温・洗いやすさが違います。アルパカ混は同じm/gでも空気を含むので、編むとふっくらします。

標準ゲージも一緒に見てください。m/gが近いのにゲージが3目以上違う糸は、撚りや膨らみが違います。作品の指定ゲージに合わせられるかを、試し編みで確かめてから決めます。

必要量を計算し直す

玉数のまま置き換えると必ずずれます。40g88mの糸を40g110mの糸に替えるだけで、1玉あたり22m増えます。10玉なら220mの差です。

総必要m(元の玉数 × 元の1玉のm)を出してから、新しい糸の1玉のmで割り直してください。

イトシラベ登録の「並太」ウール系を1gあたりの糸長で並べたもの(2026-08-25 時点・抜粋)

m/g毛糸組成1玉標準ゲージ
1.62Merino Wool Worsted(DARUMA)メリノウール100%40g/65m15目
1.94クイーンアニー(パピー)ウール100%50g/97m19目
2.00エクシードウールL《並太》(ハマナカ)エクストラファインメリノ100%40g/80m18目
2.20メリノウール 並太(DARUMA)メリノウール100%40g/88m20目
2.25シェットランド(パピー)ウール100%(英国羊毛)40g/90m21目
2.40わんぱくデニス(ハマナカ)アクリル70%・ウール30%50g/120m19目
2.72シェットランドウール(DARUMA)ウール100%50g/136m20目
2.75アメリー(ハマナカ)ウール70%・アクリル30%40g/110m19目
3.03原毛に近いメリノウール(DARUMA)ウール100%30g/91m19目
4.67アルパニカ(ハマナカ)アルパカ50%・ウール50%30g/140m22目

よくある質問

「並太」と書いてあれば同じ太さでは?
違います。太さの呼び方は各メーカーの目安で統一規格ではありません。実データでは並太のウール系だけで1.6〜4.7m/gの幅があります。
m/gはどう計算する?
1玉の糸長(m) ÷ 1玉の重さ(g) です。40g110mなら 110 ÷ 40 = 2.75m/g。数字が大きいほど細い糸になります。
ウール100%をアクリル混に替えても大丈夫?
m/gが近ければサイズは合わせられます。ただし伸び・保温・洗いやすさが変わるので、ウェアや帽子では着心地が別物になります。

注意点

  • 同じ「並太」でも m/g は3倍近い幅があります。ラベルの言葉だけで置き換えないでください。
  • m/g が近くても、撚り・膨らみ・素材で編み地は変わります。必ずゲージを取ってください。
  • 玉数のまま置き換えると必要量がずれます。総メートル数で計算し直してください。

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