ブランケット・インテリア小物の糸の選び方
①1玉の長さで決まる
80×80cmのブランケットで総600〜900m。1玉100mの糸だと6〜9玉、玉の継ぎ目も同じ数だけ出ます。1玉100g250mのような大玉を選ぶと、継ぎ目が3分の1になり、糸端の始末も減ります。**面積のある作品では、糸の性質より1玉の大きさが効きます。**
②洗えること
膝掛けもブランケットも、飲みものをこぼします。ウール100%は洗濯機で縮むので、防縮(スーパーウォッシュ)か綿かアクリルを。大きいものほど手洗いが大変になるので、大物ほど洗える糸を選んでください。
③かけるか、踏むかで基準が変わる
膝掛け・ブランケットは肌に触れるので、繊維の細さとやわらかさ。マット・ラグは踏むので、丈夫さと洗いやすさ。コースターは吸水するかどうか。同じ「インテリア」でも、求めるものが違います。綿とアクリルは踏むもの向き、ウール混はかけるもの向きです。
④重さ
綿100%は吸水する代わりに重い素材です。大判のブランケットを綿で編むと、かけたときにずっしりします。軽さがほしいならウール混かアクリル、しっかり感がほしいなら綿、と決めてから選んでください。
素材別の特徴
| 素材 | 1玉の大きさ | 洗いやすさ | 軽さ | 丈夫さ |
|---|---|---|---|---|
| アクリル100%(大玉) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 綿(大玉) | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
| 防縮ウール | ○ | ◎ | ○ | ○ |
| ウール×アクリル混 | ○ | ◎ | ○ | ○ |
| 素朴なウール100% | ○ | ✕ | ○ | ○ |
| アルパカ・モヘア | △ | ✕ | ◎ | △ |
| 麻・和紙 | △ | ◎ | ◎ | ○ |
| レーヨン | ○ | △ | ○ | ○ |
| レース糸・小玉 | ✕ | ◎ | ◎ | ○ |
◎○△✕ は素材の一般的な傾向からの目安で、商品ごとの実測ではありません。「1玉の大きさ」は素材ではなく商品ごとに違うので、同じ素材でも大玉のものを選べば◎になります。
部位別に考える
ブランケット・膝掛け
1辺70〜100cm。モチーフつなぎにすると1枚が小さく持ち運べ、途中でやめても形になります。縁編みを1〜2段入れると端が締まります。
クッションカバー
45cm角が定番。中身より2cmほど小さく編むと、詰めたときにぱんと張ります。
マット・ラグ
踏むので綿かアクリルの太めで。裏に滑り止めシートを付けると安全です。ウールは毛玉になりやすい。
コースター・鍋敷き
吸水する綿・麻で。鍋敷きは熱が通るので2枚重ねか、細めの糸で目を詰めて編みます。アクリルは熱で溶けるので鍋敷きには使いません。
必要な毛糸の量・玉数
| 作るもの | 必要な糸の総量(目安) | 例:50g/100m の糸 |
|---|---|---|
| コースター(10cm角・4枚) | 約40〜60m | 並太40g110mなら 1玉 |
| クッションカバー(45cm角) | 約250〜350m | 並太40g110mなら 3〜4玉 |
| 膝掛け(70×100cm) | 約600〜850m | 並太100g250mなら 3〜4玉 |
| ブランケット(100×140cm) | 約1,200〜1,700m | 並太100g250mなら 5〜7玉 |
ゲージと編み地で変わります。モチーフつなぎは、つなぎ目と縁編みのぶん1割ほど増えます。大きいものは総メートル数が読みにくいので、まず1枚(1モチーフ)編んで使った長さを測ると正確に出せます。
よくある失敗と対策
| 失敗 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 途中で糸が足りなくなった | 面積のわりに玉数を少なく見積もった | 1モチーフ編んで使用量を測り、枚数を掛ける。予備は最低2玉 |
| 洗ったら縮んで小さくなった | ウール100%を洗濯機で洗った | 防縮表示・綿・アクリルを選ぶ。大物ほど手洗いは大変なので、洗える糸で作る |
| かけると重くて肩がこる | 綿100%で大判にした | ウール混かアクリルへ。または面積を小さくする |
| マットがすぐへたった | ウールや細い糸で踏むものを作った | 綿かアクリルの太めで、目を詰めて編む。裏に滑り止めを付ける |
| 鍋敷きが溶けた | アクリル糸を使った | 鍋敷きは綿か麻で。アクリル・ポリエステルは熱で変形する |
ブランケット・インテリア小物におすすめの毛糸
インテリア向きの毛糸を見る(全26件・あと20件)
適性は素材特性からの推定値です(実使用レビューとは区別しています)。
指定の糸が手に入らないとき
各毛糸ページの「代替糸の候補」から、太さ・素材・1gあたりの糸長が近い糸を探せます。指定の糸が手に入らないときは、1玉の長さ(m)で計算し直すことを必ずしてください。面積の大きい作品ほど、玉数の差が大きく出ます。
よくある質問
- ブランケットは何玉あれば編める?
- 100×140cmで総1,200〜1,700m。1玉100g250mの糸なら5〜7玉が目安です。1玉が大きい糸ほど継ぎ目が減ります。
- 洗える糸はどれ?
- 綿・アクリル・防縮(スーパーウォッシュ)表示のウールです。大きいものほど手洗いが大変なので、洗える糸で作ってください。
- コースターにはどの糸?
- 吸水する綿か麻です。アクリルは水を吸わず、鍋敷きにすると熱で溶けます。
- モチーフつなぎと1枚編み、どちらがいい?
- モチーフつなぎは持ち運べて、途中でやめても形になります。1枚編みは継ぎ目が無く仕上がりがきれい。初めてならモチーフつなぎが挫折しにくいです。
